2024.06.03
温泉でサウナ効果? 「黄金の湯」で“ととのい入浴/温冷交互浴”を体験
こんにちは。温泉ソムリエアンバサダーの今村です。
雲ひとつない青空が広がる5月。菊池は、まだまだ朝晩の冷え込みがあったりと、油断していると風邪をひいてしまいそう。これから訪れる梅雨や夏に向けて、体調を整えておかねば!ということで、今回ご紹介するのは、温泉でサウナのような“ととのい入浴/温冷交互浴”をしてみよう!というものです。
「黄金の湯」で愉しむ“ととのい入浴”
「黄金の湯」に掲示されているコチラの“ととのい入浴/温冷交互浴”を実際に体験してみました。
「黄金の湯」が提案するこの入浴法は、温泉ソムリエがおすすめする入浴法「温冷交互浴」の応用編になります。
サウナでは、熱いサウナ室と冷たい水風呂の「温・冷」の温度差を愉しみ、外気浴スペースで目を閉じてリラックスしている時に、ふわーっと浮くようなトランス状態を“ととのう”と呼び楽しんでいます。サウナ設備のない「黄金の湯」では、「サウナ室」を温泉の湯船に、「水風呂」を水シャワーに置き換えて提案しているのがこの入浴法というわけです。
1 水を一杯飲む
一杯と言わず、何杯でも。のどが渇いた…と感じるときは、すでに水分不足が起きている状態といいます。入浴の途中にも飲めるように、なくなったら脱衣所にある給水器で補充しておけば安心です。
2 かけ湯or体を洗う
体が冷えている季節は特に、温泉との温度差で体がびっくり!熱くて入ることができない!という人が多いはず。そんな時は、特にしっかりとかけ湯をして体を温泉や湯温に慣れさせてから湯船に入りましょう。2〜3杯で満足している人を見かけますが、10杯20杯かけてもいいと思いますよ。
3 温泉につかる
「黄金の湯」の湯船は、私の場合、あごあたりまでお湯がくる深さなので、体全体に水圧がかかり、腕を浮かしているとふわふわとして、ほどよい浮遊感も愉しめ、気持ち良く入浴ができます。
ちなみに、水圧がかかる分心地よいと思う一方、体への負担も大きく、かつ長湯が苦手な私は、3分で一度上がりました。
4 水シャワーを浴びる
足先や手先など、心臓から遠いところに水シャワーをかけ、まだまだイケる!と思ったら頭から。1セット目は勇気がなかったのですが、2セット目には頭からかぶってスッキリ!
ただし、水風呂のように羽衣(※)ができるわけではないので、寒い!と感じる前に止めることをおすすめします。
※羽衣とは…
水風呂に入った際、身体の表面を膜が覆うような感覚になり、水の冷たさを感じなくなる現象のことをサウナーたちは「羽衣」と呼びます
5 リラックスルームで休憩
「黄金の湯」にはエアコンの効いたリラックスルームがあるので、リクライニングチェアに横になって休憩をすると、大きな窓の外で風になびく木々が目の前に広がり森林浴をしている気分に。眺めているとうとうと。つい寝てしまいそう。
水分補給をしたり、ゆっくり過ごしましょう。バスタオルなどを持参しておくと、気兼ねなく横になれます。大判のタオルは300円でレンタルできるので、そちらを利用するのもおすすめです。(入館時に券売機でチケットを購入しましょう)
6 3・4・5を繰り返して、テラスで外気浴
3・4・5を1セットとして、この日、私が体験したのは2セット。テラスにもリクライニングチェアがあったら、完全に爆睡してしまっていたな!と思うほど、ぼーっと心地よい感覚になりました。
温冷交互浴は、湯冷めしにくいと言われている入浴法なので、真冬はもちろん、これから冷房が効いた室内で過ごして体が冷える「隠れ冷え性」の方々にも試していただきたいですね。
それぞれの時間は、あくまで目安です。ご自分の好みや体調に合わせて、「気持ちいいな」と感じるタイミングがおすすめです。
もちろん水分補給はお忘れなく、心臓がバクバクし出したり、その日の体調によって、回数や時間を変えたり、途中、半身浴にしてみたり……、自分なりの“ととのい入浴法”を完成させるのも楽しいですよ。