2020.06.28
音楽の力を借りて…
第八話・2011年「たまご庵」オープンに伴いCMソングが誕生
♪ランランランランたまごさん
私はコッコのたまごです
早起き とりたて 人気者
早く行こうよ ねえみんな
とっても大好き たまご庵♪
youtubeはこちらをご覧ください。
https://youtu.be/y2uPetqw_YE
「子どもたちが楽しい気持ちで口ずさんで欲しい」
そんな願いを込めて作ったCMソング「たまご庵」ソングです。
作詞は私がしました。
2007年に撮影されたCMもあります。youtubeで見ることができます。
https://youtu.be/cusdWN4OC8I
私はいつも将来のことを考え、夢を膨らませてきました。
その夢のひとつに、「子ども体験の森」があります。
いわば、農業版ディズニーランドです。
農業には、学校では学べない大切な力があります。
この農業の持つ力をもっと生かし、広めていく必要があると考え、
コッコファームは「見て、触れて、体験できる農園」を目指してきました。
とりわけ、子どもたちのために、その必要性を強く感じたエピソードがあります。
以前、新聞で読んだ記事に、驚くべきことが書いてありました。
大学生に鶏の絵を描かせたところ、正解は4割のみ。
残りは、4本足だったり、水かきがあったり、フライドチキンを描いた人も!
毎日、学校と塾、家の往復で、自然に親しむ機会が少なかったからでしょう…。
これでは、
食べるものは、スーパーから生まれる。
そんな勘違いを起こす子どもたちも出てしまうかもしれません。
農家さんたちが作っているから食べられること、
そして、鶏も野菜もみんな生きています。
その「命をいただいている」ことを知って、感謝して欲しい。
CMソングには、そんな思いも込めました。
楽しく口ずさんで、感じるべきものをちゃんと心で感じることが出来る人間になって欲しいと思います。
音楽の力は、鶏たちが暮らす鶏舎にも採用しています。
生産部門を担当する三男の義雄がある時、
「もっと育てる環境にこだわるべきだ」「鶏にもリラックスが必要だ」と言い出したのです。
さすがにそこまでは…と思いましたが、やってみると、産卵が安定したのです。
おいしい卵を産んでくれる鶏たちには、
他にも、大型換気扇を導入して通気性を良くしたり
夏場は、飲み水を製氷器を使って冷やしたり
餌は、遺伝子組み換えではない農薬を使わないとうもろこし、ニンニク、
海藻、竹炭をオリジナルブレンドしたものをあげました。
当社自慢の「綺麗なオレンジ色の黄身」は、こうして生まれたのです。
「幸せな鶏こそが、幸せな卵を産むとバイ」
義雄が言ったこの言葉が印象に残っています。
幸せ鶏が産んだ、幸せな卵を
子どもたちに食べてもらい、
明るい未来を築いていってもらいたい。
そのためにも「子ども体験の森」の実現を!と常日頃から考えています。
次回のブログは……
「後継者の育成などの社会貢献」についてのお話です。