コラム

Shirokane no Mori Column

農民・松岡の人生設計
農民・松岡の人生設計

対談「人生を語る」vol.3 浅倉純子さん×松岡義博

「白金の森」の敷地内にある「シェアハウス白金」。
ここは、世間一般のシェアハウスとはひと味違った場所。
自然に囲まれた休息の地で、移住・定住につながるような移住体験ができる場所として生まれました。


今回、松岡会長と対談されるのは「シェアハウス白金」に短期入居されている浅倉さんです。
浅倉さんは関東のご出身で、海外と東京の2拠点生活を送られています。
そんなライフスタイルの中、「シェアハウス白金」を選ばれた理由や、
ここでどんな暮らしをされているのか、お尋ねしました。

 

休息と、勉強と研修に集中するために「シェハウス白金」へ

松岡 
「シェアハウス白金」においでいただき、本当にありがとうございます。当施設をお知りになったキッカケを教えてください。


浅倉さん
「シェアハウス白金」を知ったのはネット検索です。「シェアハウス」「ワーケーション」と検索したらヒットして。そんなに調べたわけではないですが、なかなかこういった施設がなくて、私が調べた中では唯一だったので、お邪魔して見学をさせていただきました。熊本や菊池のことは全く知らなかったので、地域で選んだというよりも、たまたまそこが菊池だったんです。


松岡
見学いただいて、入居を決められたのは、どういった点だったのでしょう?


浅倉さん
私が一番気に入ったのは、この自然環境です。この丘全部が敷地で、シェアハウスやホテル、レストランなどがあり、とても感動し、こちらに住むことにしました。
 
松岡
ありがとうございます。この丘「白金の森」の敷地面積は5ヘクタールあり、宿・レストラン・温泉、そしてこのシェアハウスがあります。移住・定住、田舎暮らしをしてみたいという方が全国的に多くなった一方、田舎で生まれ育った若い人は都会に出ていき、働き手がいなくなった田舎は疲弊しているという現状もあり、移住して定住していけるような第一歩を、このシェアハウスで体験してもらいたいというのが、大きなコンセプトの中にありました。そんな中、私たちは、住んでいただく方に、広い敷地、自然を堪能し、そして温泉にもゆっくり入っていただきたい。という思いから、この事業をスタートしました。

実際に、入居される前と後で、感じられたことはありますか?


浅倉さん
変化というのは実はなくて、もともと、こうだったらいいな、こうだろうな、がなかったので、実際に暮らし始めると、とても住み心地がいいなと思っています。自然環境とお家自体も住みやすいですし、温泉がすぐそこにあって、毎日温泉に入ることができるのが、すごく嬉しいことです。
シェアハウスを探した目的が、勉強や仕事に集中できる場所を確保することだったので、それもできています。それに、毎日、ウォーキングをするんですが、外に出ればすぐに気持ち良くウォーキングができ、私が必要とするものが全部揃っています。
 
松岡
一般的なシェアハウスというと、近所にいっぱい住まいがあったりすると思うのですが、ここはどちらかというと人がいない場所です。寂しさを感じないかなと思ったこともあるのですが、その辺はどうですか?


浅倉さん
私は寂しさは感じないです。寂しさよりも、勉強や仕事などに集中できることと、敷地を散策していれば会長に会ったり、シェアハウスの佐藤さんや島津さん、温泉に行けばスタッフさんたちもいるし、道を歩いていると近くの農家さんに会って挨拶をしたりするので。
都市部のアパートで一人で暮らしているよりは、数人ですが、知っている人がいて、あいさつを交わす人がいる。だから寂しさは感じません。


松岡
浅倉さんのお話を伺って、作ってよかったなと思いました。その人の心に、ここがどう受け止められるかどうかは気になるところ。言葉の交わし方であったり、人間関係であったり、気持ちがいいと思っていただけると嬉しいです。
私自身の気持ちとしては、浅倉さんにお会いした時は幸せな気持ちになれるんです。気楽に話していただけるので、暗くなっても立ち話をしたり(笑)。家族のような印象を持たせていただいています。


浅倉さん
私もここで幸せに暮らしています。
 

シェアハウス白金での時間は、人生の財産に

松岡
これまで入居された方達も、あえてここを選んだという感じがするんです。私たちもお客様とさまざまなお話をさせていただきますし、「あそこに住んだ期間が思い出に残るなー」と思っていただけたら、これは私たちにとって財産です。
浅倉さんも、ご自身で計画的にここでの時間を過ごされていると思います。生き方的なこと、これからのことなども考えておられると思いますが、ここでの暮らしの中で、これがよかったと言うものはありますか? 将来、思い出すだろうな……ということ。イメージ的に想像できますか?
 
共有スペースで、お仕事や勉強などをされる浅倉さん

共有スペースで、お仕事や勉強などをされる浅倉さん

浅倉さん
大きく分けて2つあります。昨年、仕事を変えたんですけど、今は、その仕事に必要な勉強に集中している時期なんです。それで、勉強や研修、ちょっと仕事をしているのですが、それぞれに集中して取り組めています。こういったまとまった期間をとって勉強できるというのが、人生の中でなかなかないので、この環境だからこそ集中できると思いますし、それは私の中で、非常に財産になります。

 
敷地内・周囲の農道を含め約1時間ほど、自然の中でウォーキングを楽しまれています

敷地内・周囲の農道を含め約1時間ほど、自然の中でウォーキングを楽しまれています

浅倉さん
2つ目は、自然環境ですね。わざわざどこかに出かけなくてもすぐそこにウォーキングできる環境があるのが魅力です。
ウォーキング途中に向こうの道からこの丘が見えるんです。丘全部が敷地で、ここに住んでいるんだなーと感じています。お風呂に行く時などもちょっと遠回りをしたりして……、森の中に住むという経験は初めてですし、これからもこんなことが出来るかどうかわからないので、この経験も一つの財産です。
 
松岡
本当ですね。私はもともとは農家の生まれで、二十歳までに11種類の職を代わって、そしてやっぱり故郷に帰ってきたんですよね。田舎の良さを知らなかったんですよ。このシェハウスから田舎に移住されて、暮らして、定住してもらうことが私たちの目標なので、浅倉さんがされている田舎での体験は、とっても思い出に残るんじゃないかなと思っています。

ただ、立地的に何も周囲になく、お車がない場合に、買い物ができるのが「コッコファーム たまご庵」になると思いますが、片道1キロ以上はあるので……、その辺りは不便さはないですか?
 
仕事や勉強のほかは、周辺を散策したり、テラスで読書をしたり、自室でヨガやピラティスなどをされるなど、充実した日々を過ごされている浅倉さん

仕事や勉強のほかは、周辺を散策したり、テラスで読書をしたり、自室でヨガやピラティスなどをされるなど、充実した日々を過ごされている浅倉さん

浅倉さん
買い物はだいたい週に1回、「コッコファーム たまご庵」に徒歩で行っていますが、ウォーキングが趣味ということもあり、散歩の一環なので距離に抵抗はないです。先日は、徒歩で旭志の蛍を見にいきましたが、数の多さに感動しました。ここならではの印象深い体験です。


松岡
それはよかったです。他にも印象に残っていることはありますか?


浅倉さん
夕日の眺めが最高です。「ああ、今日は夕日が綺麗だな」と思ったら、すぐに丘の上の展望台に見に行ける。すごい、すごい贅沢だと思います!


松岡
展望台に座って夕日を眺められている宿泊のお客さんも多いですね。みなさん、満面の笑顔で、こちらが嬉しくなります。浅倉さんの場合、スタッフの名前も覚えていただけて、出会って時間が少ないですが、先ほどもお伝えしましたが家族のよう。今後、海外に出られて過ごされると思いますが、シェハウスでの時間は、これからの暮らし方、人生に、何かしら意味のあることとして感じられそうですか?


浅倉さん
転職して今の仕事に慣れていないということもあり、私自身足りないこともあるので、今は休養をしながら、勉強・研修に集中する時期と思っています。次の仕事に向けての充電期間。充電するのに、ここは最適な環境。こんなところがあるからこそ、私も大事な時間を過ごせています。ありがとうございます。


松岡
浅倉さんのご様子を見ていると、私たちも幸せになります。滞在期間も更新していただき、本当にありがとうございます。


(構成:今村ゆきこ)
 

御宿 白金の森

TEL.0968-24-6600

受付時間/午前9時~午後6時まで
※毎週木曜日定休

レストラン 四季農

TEL.0968-24-6622

受付時間/午前9時~午後6時まで
※現在は宿泊客対応のみ

白金温泉 黄金の湯

TEL.0968-24-6655

受付時間/午前7時~午後8時30分まで
営業時間/午前7時~午後9時

スパリゾート シェアハウス白金

TEL.090-1366-8344

受付時間/午前9時~午後4時まで
※平日のみ対応