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Shirokane no Mori Column
今年74歳の松岡会長。周囲から「まだまだ若いね」と言われることが多いと言います。面識のある方は、「そうそう!」と頷いていただけるでしょう。
手入れの行き届いた髪はハリがあり、笑顔が絶えないお顔は肌がツヤツヤ。以前のインタビューでも話されていたように、4時半に起床し、20時ごろには就寝。奥さまが作られる野菜たっぷりのバランスの良い食事と、適度な農作業が運動となり、イキイキとした人生を謳歌しています。
「私自身、変えない人生観があるんです。その一つが、『健康で長生き』すること」と松岡会長。
1年に一度、お正月には自分自身を振り返り、「今まで、今年、これから」を考えます。もちろん健康面についても。
健康のバロメーターについて、会長はこう考えます。
「まだまだやれる!と自己判断せず、私は、病院で健康診断をして、それをバロメーターにしています。『まだまだ』はどうしても無理をしてしまい、後悔することに…。身をもって体験してしまったので、これは、私的には絶対です」。
自身が体調を崩したことで、これから歳を重ねていく人たちに、同じ間違いをしてほしくないという想いの強い会長は、「定年退職を迎える年齢が、一つの節目」と話します。
それまで一生懸命、夢中で働いてきた会社での仕事がなくなる。それと同時に、「会社のために働いているんだ!」「会社に貢献することがやりがいだったんだ!」。そんな人たちは、自分自身の夢がなくなってしまい、それまで張り詰めていたものがプツンと切れてしまうのです…。
「しばらくは、少し長めの休暇を過ごしている感覚で、旅をしたり、家で休んだりと楽しめるのですが、ふとしたときに、あれ?と気づくんです。このままダラダラと日々を過ごすのか?老後の資金は足りるのか?もしかして働いた方がいいのか?でも、自分は何ができる?…襲ってくるのは大きな不安です」。
承認欲求の強い人は、社会に必要とされていないんじゃないか…そんな勘違いを起こしてしまうことも。それだけ、「定年退職」という日々のルーティンから解き放たれ時には、思いもよらない感情が湧き、最悪、鬱になってしまうケースもあるということです。
これでは、健康で長生きできるはずもありません。
シェアハウスからの景色。散策をしたり腰を下ろして読書をしたり。過ごし方はそれぞれ